ファインチューニング考査
世の中には、色々な改造方法(主に音に関した)があるという。
そんな中でも、一番手っ取り早く効果が確認出来るのが、「サドルの交換、」ではないかと思う。
下記にYAMAHAのサイトから抜粋させて貰った記事を載せておくが、
ギターの音というのは、ブリッジ。特に弦がじかに触れているサドルより音を拾い、増幅させてゆくものなのだそうだ。
そんな訳で、サドルというのは非常に重要な部分を受け持っている。らしい・・・

理屈はともかく、サドルの交換により音の変化が一番判るのもまた事実である。
その上、交換は容易であるし、牛骨であれば、500〜800円位で購入が可能なので、一度試してみるのもよいかと思う。
(ショップに頼むと技術料で10倍は取られてしまうが・・・)

その他、ブリッジに切り欠きを施し、サドルへのテンションを与える方法とか、ブリッジピンを短くして、余計な共振を防ぐ等あるようだ。
(天日干し、なんて荒業もあるwwwところが、これ。結構効果がある気がするんですが・・・。)
そんな、お金も掛からずに、比較的お手軽レシピの中のひとつに、「ブレーシング磨き」というものがあるという。。。
実は、W-20と201Bは、「ブレーシング磨き」を施工しており、それぞれに、音に変化があったので、書き留めておこうと思う。

まずW-20についてであるが、先に記した通り、音が良くなかった。(オークションで売却したので、手元には無いが・・・)
そんなことから、「どぅせダメで元々」とばかりに、かなり丁寧に総てのブレーシングがつるつるになるまで磨いてみた。
結果を述べると、かなり鳴るようになったのに驚いた。1・2弦はスチール臭さから開放され、艶のようなものが聞こえてきたし、
全体的にボリュームが増した感じもあった。
これに気をよくして、「201Bも!」ところが・・・・・・
あれ?なんか、音が甘くなったような・・・・。なんていうか音の分解が下がったというか、全体的に甘い音になった。
これは・・・ボリュームが増えてごちゃごちゃに聞こえるようになったと言う事?
んー。微妙だった。
そんなわけで、L-6にこれを施すかどうか、ちょっと思案中なのである。
ちなみに、201Bには「ブレーシング磨き」「サドルを牛骨」「ブリッジピンを短く」「ブリッジホールに切り欠き」と、
お手軽に出来る改造を一通りこなしている。
「サドルを牛骨」
解像度が上がった気がする。歯切れが良くなったと思う。
「ブリッジピンを短く」
効果は・・・?よくわからなかった。
「ブリッジホールに切り欠き」
サドルを下げたせいもあったのかもしれないが、これは効果があって、ボリュームが増したのが解った。



YAMAHAのサイトより抜粋(太字は総て抜粋記事です。)
♪ギターはどうして音が鳴るんですか?
「まずはギターの構造から説明しますね。ギターには棹(さお)、英語でネックと呼ばれる部分と、胴、つまりボディがあります。
そしてネックからボディへ弦が張られています。弦をはじくと、弦の振動がブリッジボードから表板(おもていた)全体に伝わって共鳴し、
側板(がわいた)や裏板(うらいた)にも伝わってボディの中の空気も共鳴し、サウンドホールから音が外に出ていくんです」

あたしは、今まで。「弦の音が、サウンドホールに入って、ぐるぐる回りながら音が大きくなって、サウンドホールから吐き出される。」と、思っていた。
ところが、ブリッジから拾って、TOPが振動して、サイドやバックにも伝わり増幅されて出てくるってんだから、こりゃ驚きでした。
更に、クラッシックギターの項目より補足抜粋
音の出方には大きく2種類あって、まず弦をはじくと弦の振動がブリッジに直接伝わり、表板から音が広がります。
この音は高音が主です。また、弦をはじくと弦の振動が表板を振動させてボディの中の空気に反響し、
その音がサウンドホールから外に聞こえます。この音は中・低音が主となります。

表板裏面のブレイシングの例
「1つには弦の張力に耐えるための充分な強度がほしいから。鉄弦に引っ張られて、
ネックが反ったり、ボディの一部が上がったりしないように表板を強化するんです。
2つには音色のため。狙(ねら)う音の方向性をかなえるために、高さや配置を考えます。
響棒が高くなると音が硬くなり、低くなると柔らかくなりますね。
全部の音域で深みのある弾き方ができるようにとか、ストロークが歯切れ良くサクサク弾けるようにとか、
ブレイシングによって音の雰囲気が変えられるんです」
■スチール弦とナイロン弦の張り時
フォークギターに張るスチール弦は、張った直後はうるさいくらいに鳴り、1日か2日で本体となじみます。だから演奏したい日の前日か前々日に張り替えればOK。一方、クラシックギターのナイロン弦は伸びるので、張った直後は弾いている間にどんどん音が低くなってきちゃいます。チューニングが安定するまで3日〜4日かかるので、コンサートがある場合はそこから逆算して、弦を張り替えておくんですよ。また、ステージの灯りや会場の熱気、日光でもチューニングが狂うことがあります。弦には気を遣いますね。
■松は弾きこめば弾きこむほど・・・
松、つまりスプルースはまず木材乾燥の過程で変化します。内部の細胞液が固体になって結晶化し、細胞レベルで均一化が起こるんです。これが音に良い影響を与えるので、適切な環境でしっかりと寝かせておきます。そしてギターになってからも、弾きこむほど音は変わっていきます。演奏によって全体が振動しているうちに、細胞や繊維が同じ方向を向くためだとか。愛用のギターに愛着が増すはずですね。






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