2004年10月14日木曜日  午前1時6分
            通信料比較
現在(2004年)存在する、通信回線は。
・アナログ一般回線(今使っているのが、これ。)
・ ISDN回線(通称デジタル回線。と、言うらしい・・・。)
・ ASDN回線(いわゆる高速回線。)
・ 光通信(すんごく高速・・・。必要なんだろうか?)
                               
・ ・・と、4タイプあるようだ。これを順を追って説明していこうと思う。


・アナログ一般回線
「インターネットをしよう。」そう思った時。最も、簡単な方法は「現在の電話線を、そのまま使う方法。」である。
この方法は非常に手軽であり、電話会社との新規契約や、契約変更等の手続きが一切必要ない。
それ故、利用者も多いと考えられるが、この「手軽さ」の見返りとして、
インターネット通信料金は「一番割高。」と、なっているのが現状である・・・。
また、最近は、プロバイダ側が「一般回線で利用出来る、各種割引サービスを適用不可。」とする場合が
非常に多く(というより、ほぼ全てのプロバイダがそうなっている・・・。)
いわゆる、ウラワザのような使い方。は出来なくなってしまったようだ・・・。
・ ・・つまり、『電話回線でインターネットをした時は普通に電話を使った時と同じ料金形態で計算される。』
と、いうことになるのだが、「インターネットなんて、一ヶ月の内一時間も使わないよ。」という人にとっては
この方法が、一番お得であるわけである・・・。
※工事費        0円(既に自宅に電話線が引かれていれば、、、の話だが。)
 契約費        0円         ↑
繋げっ放し利用料  莫大円 (市内にプロバイダの中継地がある場合は、3分約9円位。)
通信速度      56Kbps

・ ISDN回線
これは、先に挙げた「アナログ回線」とは異なり『デジタル回線』である。
(これが出た当時は話題になったそうだが、現在はほかの方法が優れてしまったようで、廃れた技術と
なってしまったようである・・・。)この、「回線方式の特徴は、一つの電話線で、2回線使える。」
というものなので、例えば「家の中で一人がインターネットをしていても、電話も使える。」なんて按配のようだ。
が、、契約の仕方によっては、通話料が2回線分=2倍かかったりする場合もあるらしく、アナログ回線に対して、
必ずしもISDN優位でもないようだ。
また、この回線を利用する場合『工事費』というものが発生し、NTTが、どやどやと自宅にやって来て、
ちょこちょこ、なんかやっていくようなので、ちょっと面倒でもある。。。
※ 工事費約        1万位。
契約費         800円(新規契約時のみ発生。1年更新等のものではないので、一度支払えばOK.)
繋げっぱなし、利用料 約3000円
通信速度128Kbps




・ADSL回線
これは、先に挙げた「ISDN」の後に出て来た技術で、全体的にも「ISDNより使い勝手が、良さそう。」でもある。
まず。このADSLは「アナログ回線のまま使用出来る。」ので、電話回線の大幅な変更を必要としない。
工事費はかかるようだが、自分で設定出来るのならば3000〜4000円程度で済みそうなのも魅力である。
そして、このADSL回線は1回線でありながら、インターネット接続と電話接続が分けられているので、
例えば「インターネットをしていても、電話の送受信が潰される事は無い。」と、いうわけだ。
(ただし、ISDNの2回線とは異なるので、電話で2回線やインターネットに2回線のような
 同一機種での2回線使用は出来ない。※ISDNはそういう使い方も出来る。)
・ ・・この、「ADSL回線」というのは、インターネット上、現在最も一般的に使われているものらしく、故に、
料金設定その他、色々と頑張っている感じで、一番低速な回線を使用した場合(と、言ってもISDNよりは速い)
契約から一年間は、『繋げっ放しで、約2300円』なんだそうだ。※2年以降約3000円

そんなわけで、この「ADSL」というものは、「ISDN」より、完全に優位に立っているみたいである。。。
が。幾つか、癖もあるようで、例えばその一つに、
「電話での通話料金とADSL使用料が別々にやって来る。」
という部分である。
仮に「ISDNで繋げっ放し」にした場合。使用料も少し高いが、インターネット利用料と電話での通話料
は約3000円の中に組み込まれているので、「インターネット繋げっ放し」のみならず、
「電話しっぱなし」であったとしても、約3000円で済む、わけである。
そういうわけで、「インターネットもよく使うが、電話もよく使う」などという人には、「ISDN」という
選択肢も、あるように感じる・・・。

また、もう一つの欠点として、「アナログ回線を無理矢理高速化している」ので、通信速度が老化しやすい。
というものがある。これを説明するのは面倒だけど、簡単に言えば、
自宅からNTTの基地局までの距離が近い程「設定通りの速度」が、出易く、その距離が遠い程、
通信速度が落ちてしまう。というものなのだ、、、、
これは、「ISDN」のデジタル回線では理論的に起こり得ない現象だし、通常電話でも、この現象は起きない。
・ ・・まあ、なんにせよ、この「ADSL」のアキレス腱が、「通信速度の極端な老化」であるのだ。
その特性から、ADSLを利用する時の条件として「基地局が自宅の近くにある事」がとても重要になってくる。
(都市圏に住んでいる人は、ほとんど問題無いとは思われるが・・・。)

とは言え、この「通信速度」は大変な魅力である事は確かで、現在(2005・11)一番安価で利用できる、
「1M又は1.5Mタイプ」というのを使ったとしても、ダイヤルアップとの比較は、
実測値で15〜20倍もの違いがある。
最近はこの1Mタイプが、そのままの利用料金で「3Mタイプ」へ変更となり(OCN)これにより、
実際は40倍近く速くなった事となった。これを単純に比較すれば、「ダイヤルアップで10分かけてダウンロードしたファイルを30〜45秒、
3Mタイプならば、たったの15秒でダウンロード完了。」という事となる。

・ ・・そんなわけで、「インターネットはよく使うが電話はあんまり使わない。でも、緊急の為の意味で、
インターネットを使っている時でも、電話は使える状態にしておきたい。」「NTT基地局がADSLが使える
位の場所にある。」などという人は、この回線がお勧めである。


※ちなみに、時々耳にする「ヤフーBB」や「ブロードバンド」というものは、このADSL回線を使っている
のだそうだ。。。(まぁ、ヤフーBBの「BB」ってのはブロードバンドの事だし、「ブロードバンド」ってのは
インターネットで画像や映像を見たりする事。なんだから、ADSL=ブロードバンドというわけではないのだ
けどね・・・。)
工事費        3000円〜18000円程度(NTTにおまかせ。か、自分で頑張る。か、で、だいぶ違う。)
契約料        800円
繋げっ放し利用料  大体3000円〜4000円(選択する通信速度による)
通信速度     512K−1.5M。1M−8M。2M−20M等、料金により色々ある。最高は50Mなんてのもある。

※ 元来この通信方式は「DSL」という名称らしい。ならば、先頭の「A」は何なのだろうか?
これは、アンバランスの「A」らしい・・・(英語は詳しくないけど、アンバランスの先頭の字ってAかな?
「U」じゃない?まいっか・・・)では、何がアンバランスなのか?それは、上がり速度(送信速度)と
下り速度(受信速度)が、同じではないから。なのだそうだ。これが、ADSLの宿命的な問題なのかどうかは
よく判らない。少なくとも光通信にしても上がりと下りの速度は異なるわけだが・・・。


・光通信 
(必要を感じないので、資料は揃えなかった。が、上記の通信方法を調べている時、ついでに記述されていた
事が多かったので、それを元にまとめてみようと思う・・・。)
この通信方法は、いわゆる「次世代通信」と言われるもので、特筆するポイントは
・ 通信速度
・ 通信品質
の2つだと、思える。

通信速度は、とても速く最高速度は、なんと「100M」という事だそうだ。
これは、どれくらいのスピードなのか?というと、例えば「一般電話回線で、一時間かけて大きなファイルを
落とした。」とした時。同じ大きさのファイルを、光通信は、、、
なんと。「2秒」で、落とせる事になるのである。。。。これは、驚異的である。が、実際。何に使うのだろうか?
という疑問は大いに残る速度でもある。
・ ・・・。とはいえ、コンピューターの世界というものは、常にこの「超デフレ」状態を繰り返しながら、
続いていたので、今更こんな事をいっても仕方が無いのであろう・・・。(ため息)
そんなわけで、とにかく凄いんだそうだ、何が?といえば、通信速度が。です・・・。そんな所かなぁ〜。
あと、回線品質は当然良い。「基本的にノイズが入らない」ってのは光通信の肝だし、
モチロン、ADSLのような「極端な通信速度の老化」は起こらないわけだ。

まぁ、参考程度までってことで・・・。



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